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果たして経済指標を使ったトレードにFXの必勝法はあるのか

テクニカルを使った必勝法などはよくネットで紹介されているが、経済指標を使った必勝法というとピンとこない人も多いと思う。

FXトレーダーを大別すると次の3つのタイプに分かれるのではないかと思う。

  1. テクニカル派
  2. ファンダメンタルズ派
  3. どちらでもない派

ここでいうどちらでもない派はどちらにも属する場合とどちらにも属さない場合があるかと思う。

テクニカル派は経済指標を嫌う人も多い。せっかくテクニカル指標でパターンを分析し必勝法を確立しても、要人の発言で突然そのパターンが乱されてしまってはたまったものではない。はっきり言ってノイズにしかならないと、まあそういいたいわけだ。

逆にファンダメンタルズ派のトレーダーには経済指標の発表時にしかトレードしないという人もいる。経済指標の発表に合わせて荒稼ぎしてやろうという魂胆だ。

たしかに経済指標の発表タイミングは一攫千金のチャンスともいわれており、大きく相場が動くこともある。それほど相場はこの経済指標に極めて敏感なのだ。

経済指標の発表に合わせたトレードは必勝法となり得るのか。今回の記事ではこのテーマについて掘り下げていきたい。

雇用統計発表のタイミングを狙え

経済指標をFXの必勝法にしようと考えるのであれば、経済指標とはどのようなものであるかについて詳しく知っておく必要があるだろう。まず一般的にいわれる経済指標にどのようなものがあるかおさえておこう。

種類としては大きくは次のようなものがある。

  1. 金利に関連する指標(政策金利)
  2. 景気に関連する指標(GDP、景況感調査、消費動向)
  3. 雇用に関連する指標(雇用統計)
  4. 物価に関連する指標(物価上昇率)
  5. 貿易に関連する指標(貿易赤字)

ここで特に注目されるのが雇用統計だ。雇用が創出されるということは景気動向がよいとみられる傾向があり、その国の通貨が大きく買われる可能性がある。逆にいうと景気が悪化すると大きく売られる可能性もある。

雇用統計は毎月発表される。月一で訪れる一攫千金のチャンスというわけだ。雇用統計の中でも注目すべきは次の3つ。

  1. 民間部門における雇用者数の前月比
  2. 非農業部門における雇用者数の前月比
  3. 失業率

成り行きは厳禁!取引量も控えめに

雇用統計は稼ぐチャンスとばかり煽っているようだが実際にはリターンだけでなく、リスクもある。当然といえば当然だが、相場が大きく動くのだから予想が当たれば大儲けだが、外れれば大損する可能性もあるということだ。

雇用統計前後に特に素人考えで大量資金を投入し、多額の取引を行うと痛い目を見る可能性がある。ギャンブルトレードがお好きだというのならそれでいいが、健全なトレードを目指すなら絶対にやめておいた方がいいだろう。成り行き注文などはもってのほかである。

経済指標の発表時を上手く使って勝つ方法は?

ようやく必勝法らしい話ができそうだ。まず経済指標を使って勝つためには事前の仕込みがもっとも重要だ。まず買いと売りのどちらが先行しそうかというのを予め予想しておく。常に様々なチャンネルに対してアンテナを貼っておかなければならないし、英語のわかる方は海外のメディアなどにもよく目を通しておくとよいだろう。

そして予め注文を入れておく。これが基本となる。ここではIFD注文という注文方法を紹介しておきたい。

IFD注文とはとても便利な注文方法で①買いを入れるポイント、②利食いするポイント、③損切りするポイント、この3つを同時に指定することができる。もし経済指標がFXの必勝法になるとすれば間違いなくこの注文方法がコツとなるだろう。

FOMCも注目の指標だ

雇用統計と並んで注目度の高い経済指標がある。それが米FOMC政策金利発表だ。

FOMCはFederal Open Market Committeeの頭文字をとったもの。日本語にすると「連邦公開市場委員会」となる。この機関はズバリ米政府の金融政策を決定する最高意思決定機関である。およそ6週間ごとに開催され、必要とあればその都度開催することとなっている。

ここでの決定が米政府の金融政策となり、その政策次第では相場に影響を及ぼすため世界の投資家たちは注目してみているというわけだ。

事前準備が勝利のカギとなる

経済指標発表時の必勝法とは何か。一にも二にも事前準備、これが必勝法となるであろう。常に経済指標カレンダーをチェックしておき、漁師が張り網をするように事前に仕込んでおく。地味だがこれが最も成果の出る必勝法になる。

今回は昭和の投資家是川銀蔵(これかわ・ぎんぞう)の格言で締めたいと思う。

株式投資カメ三則
一、銘柄は水面下にある優良なものを選んでじっと待つ。
一、経済、相場の動きからは常に目を離さず自分で勉強する。
一、過大な思惑はせず、手持ちの資金で行動する。
是川銀蔵

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